夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

メーカーズマーク

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今回は少し捻ってバーボン、メーカーズマークにします。普段はあまりバーボン飲まないんですけどね。暑い日にコーラでガツンと割って飲むならバーボンだろ、という安直な動機です。取り扱いが明治屋のころは知ってる人は知ってるってブランドだったと思いますが、サントリーに変わってからは突然の推されよう。電通スターシステムに乗ったかのようですねえw 価格は700mlのボトルで2,500円前後です。

サントリーがビーム(ジム・ビーム)を買収したことで日本での位置づけが大きく変わったブランドの1つがメーカーズマークです。2012~13年にかけてのバーボン銘柄の国内における一大トレードですね。以前、とあるバーのバーテンダーさんに「当時はどうでしたか」と話を振ってみると、「各社の営業が連日入れ代わり立ち代わり大変でしたよ…」とのこと。そりゃそうでしょうねえ。

久々に買って開封してみます。バーボンらしい穀物の甘さが香ります。ケンタッキーの風景が浮かびますね。行ったことないですけど。甘さを期待して口に含むと、意外に味わいはあっさりしています。度数は45度ありますが、口触りはまろやか。余韻はほどほどにスッと消えます。

思ったよりもあっさりしてますね。香りは甘いのですが、飲んでみるとスルスルって感じで流れていきます。もっとこう、「Hey, you !!」的なパンチの効いた味わい(なんだそりゃ)がくるものだと思っていたら、優等生の女の子が現れたので少し驚きました。


【香 り】 穀物の甘さ
【味わい】 まろやか
【余 韻】 あまりなし
【短 評】 口数の少ない優等生
【飲み方】 バーボンコーク

 

   

ガツンとした飲み口を期待していたのですが、存外穏やかな味わいでした。ロックにしたらせっかくの香りも弱くなってしまったので、思い残すことなくコーラで割ってゴクゴク飲むのが一番美味しかったです。やはり暑い日にはバーボンコークに限りますね。蒸し暑いナイトゲームの観戦時にも大いに貢献してくれます。まあすごく甘くなりますけどw

それにしてもサントリーが取り扱うようになって積極的なマーケティングが行われていますね。シンボルでもある赤い封蝋のイベントをそこら中でやっている感じです。ジムビーム、ワイルドターキーあたりをエントリーにしてステップアップでメーカーズマーク、その上にノブ・クリーク、ベイカーズ、ブッカーズといったプレミアム・バーボンを配置しているラインナップも見事。やはり商売が上手ですねw