夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

角ハイボール濃いめ

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今回はちょっと変化球で、缶ハイボールにしました。家飲みだとハイボールは作るもので、わざわざ買ってくるものではないという方も多いかと。かくいう私もそうです。割って伸びるウイスキーを好きな濃さ(私は15%ぐらいが好みです)で作れますからね。とはいえ出先ではこうもいきません。でも暑い。そんなときには缶のハイボールについ手が伸びます。

日本で最も売れているウイスキーは角瓶です。もうブッちぎりですね。一般的な飲み方は水割りかロック、そしてハイボール。ストレートで飲む方はそんなにいないと思います。値段的にもそういうお酒です。角ハイボールにはノーマルなものと濃いめがあります。濃いめとはいっても9%、そこまで濃いめではありません。

プシッと空けます。香りとかはありません。まあそんなの期待もしていませんw グイッと飲みます。「お、確かに濃いかも」と感じます。ウイスキーの味わいが残っていますし、角瓶のドライさもまろやかになっています。やや濃いめ、まろやか、炭酸ですっきり。まさに古き良きハイボール

私はあまり食中にウイスキーは飲まないのですが、これならいいですね。炭酸で口の中をリセットしてくれますし、それでいてウイスキーを飲んだ気にもなります。日本の風土気候には真夏というスコットランドにはない季節がありますからね。どうにもなんないすよ、ハイボール飲みたくなるじゃないですか!

 

 
ウイスキーというのは多分にノスタルジーの飲み物だと思っています。角瓶は私が最初に飲んだウイスキーでもあります。ありがちですが、親父の酒をこっそりといただいたってやつですね。父親の晩酌の最初の一杯はいつも角瓶の水割りだったと記憶しています。小学生の頃、夏休みの工作で角瓶の空き瓶にヤスリでコイン穴を開けた貯金箱を提出して少し物議を醸したりw

角瓶には思い出がいっぱいです。シングルモルトの一般化、高級ブレンデッドの投入、酒税改正によるスコッチのお買い得感。ローヤルですら埋没している昨今です。角瓶はというと…あまり位置づけは変わっていませんねw 改めて買うには今更感はありますが、たまに買う角ハイ濃いめを眺めながら、少し昔を思い出してみたりするのもいいと思います。