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夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

グレンドロナック12年ペロドヒメネス シェリーパンチョン 2003

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どんどんシェリー系を続けます。今、お店などの棚面積を眺めるにシェリー系ではマッカランの次ぐらいに存在感があるグレンドロナックです。特にグレンドロナック12年は値上げで6,000円まで跳ね上がったマッカラン12年に代わってシェリー系デイリー需要を充たしている感じですね。っていうかマッカラン高すぎでしょ…

グレンドロナックのオフィシャルは15年や18年も近年のドロナック的味わいが色濃くあり、フツーにおすすめできると思うのですが、今回は12年ながらペドロヒメネスカスクストレングス(55度あります)と甘党の私好みのボトルが発売されたので迷った末に買ってしまいました。700mlのボトルで8,500円前後だったかと思います。

開封してみます。深いラムのような甘さ、ペドロヒメネス全開です。チョコと若さも感じます。口に含むとスパイスが来てあとから厚みのあるイチジクのジャムトースト。余韻はアタックと同時にカラメル、ビターチョコの深い甘さが長く続き、駆け上がって消えます。12年ものの熟成感とドライさ、12年ものにない味わいの濃厚さという二面性がありますね。

グレンドロナック+ペドロヒメネス+ハイプルーフの掛け算は狙った通りのこてまろ感です。このこてまろ感、とても飲みやすいとは言えないのですが、「これに飲みやすさとか求めるなよ」的な潔さに笑ってしましたw まあ1万円近い価値があるかといえば人を選ぶと思いますし、少し単調なので飽きは早いと思いますが、個人的には満足してますw


【香 り】 ラム、ペドロヒメネス
【味わい】 ジャムトースト
【余 韻】 カラメル、チョコ
【短 評】 シェリーの拡散メガ粒子砲
【飲み方】 1杯だけで切り上げると幸せ感が長持ちします

  

  

グレンドロナックは前回取り上げたベンリアックに2000年代に買収されて以降、積極的なリリースを続けています。同じペドロヒメネスでも1990年代の18~19年ものは12年の倍ほどしますが、濃厚さと熟成感がバランスしておりかなり美味しいです。同じシェリーが得意なマッカランやベンリアックにある華やかな味わいはドロナックにはあまりありませんが、一方で深さやキレがありますね。

グレンドロナックは12年・15年と飲んでから、あとはそのまま18~21年に進むかカスクストレングスに進むかを決めればいいんじゃないかなあ、と思います。ベンリアック資本はベースのオフィシャルボトルだけでなく、意欲的な限定ボトルを出してくる方針ですのでなかなかに油断ならないですねw