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夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

バランタイン ゴールドシール 12年

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寒い日が続きますね。こういう日にはじっくり味わうというよりまずは身体を温める1杯的な需要も高まってくるというもの。そんなときは個性が強いシングルモルトよりも穏やかなブレンデッドの出番でしょう...とムダに長い前振りを経て、穏やかなブレンデッドの代名詞バランタイン、その中でも特に評判が高くもないゴールドシール12年としましょうw

ていうかややこしいんですよね、バランタイン12年って。他のバランタインのラインアップはずっとファイネスト、17年、30年とシンプルなのに、12年だけは通常の12年があって、ゴールドシール12年が出て、ブルー12年になり、モルト版の12年が出たりと乱戦模様。しかもボトルも角瓶だったり丸瓶だったりと、「一体どの12年がメインやねん」と思わず突っ込んでしまう有様ですw

というわけで全然穏やかじゃないままに開封してみます。酸味のあるフルーツがまず香り、そのあとに爽やかな薄甘さが続きます。口に含むと優しいハチミツ、バニラっぽい甘さから渋みのあるブドウに変化します。余韻はドライな樽感があり、すっきりとしたトースト感が少し顔を覗かせて消えます。

特筆すべきところはなく派手さもはありませんが、バランスは悪くありません。バランタイン12年と比較すれば甘さを控えめにして樽感を前に出しでドライさを強調した印象です。まあドライといってもバランタインという大きな枠組みの中での話なので、フツーにバランタインです。確か2,000円ぐらいで売ってたと記憶しているので、それぐらいのバランタインです。


【香 り】 酸味のあるフルーツ
【味わい】 渋いブドウ
【余 韻】 ドライな樽感
【短 評】 ゴールド感はそんなになし
【飲み方】 割って飲むがよろしいかと

  

  

歴史あるバランタインにあって12年もまた長く続くラインではあるものの、位置づけ的にはエントリーラインであるファイネストの1つ上、その上には中核たる17年と30年が控えており、どうしても中途半端感は否めません。じっくり味わうなら17年以上、気軽に飲むならファイネスト...ってなるんですよね。12年は同じ価格帯にジョニ黒がいるのも厄介です。

どうなんでしょうね、バランタインの12年って。価格で勝負するならファイネストに勝てず、質では17年以上に勝てず。そうした難しさがラインアップの多発に繋がっているのか、もう思い切ってマーケティングに使っているのか。ブランドを背負う17年以上や販売の核となるファイネストで冒険するわけにもいかないので、まず12年で市場調査してるとか...ねえw