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夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

ティーリング シングルモルト

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突然のアイリッシュです。先日、初めて飲む機会があった知人から「アイリッシュとかカナディアンが好きですね。ブッシュミルズとか」と聞かされたときに興味を持ち、じっくり試してみたくなっていたのでした。ブッシュミルズのエントリーモデルはバーで飲んだ記憶がありますが、ほとんど印象に残っていません。「となると16年か21年か…」と悩んでいたときに目に入ったのがこのボトル。

「そういやチラホラ噂は聞いてたな…」と手に取ったこれ、何でもティーリングはアイルランド気鋭の独立系ボトラーズで、蒸留そのものは数年前に始めたばかりとか。シェリー、ポート、マデイラに加えてホワイトバーガンディとカベルネソービニオンといったワイン樽で熟成したモルトのブレンド…アタリかハズレは紙一重、でもまあ700mlのボトルは5,000円ほどなので致命傷にはならぬだろうと勢いで買い込んでしまいました。

開封してみます。白桃、シトラスが瑞々しく香り立ち、次いで奥からドライフルーツも顔を覗かせます。柑橘系に全振りの香味設計ですね。口に含むとまろやかに抑えた甘み、そのあとにスパイス。余韻も樽感のドライさが立ったあとから優しくメロン。加水でさらに香りが開き、味わいもまろ味が増して隠れていたバニラやナッツが感じられるように。余韻はやや弱まるものの、立つ香りが次の一口を誘います。

スコッチとは一味違う、新鮮なボトルですね。前述の通り、白桃系の香りに全振りした設計は冷静に見ればバランスに欠くものだと思うのですが、ギリギリのところで破綻していないのでアリでしょう。もちろんフルーティな香味やまろやかな口当たりの割りにキツめのスパイスだったり、若さを感じる点も少なくありません。が、それを補う個性がこのボトルにはあると感じました。


【香 り】 桃
【味わい】 奥にバニラ
【余 韻】 カットメロン
【短 評】 花薫るラガーメン
【飲み方】 少量の加水で花開く

  

 

すいません、アイリッシュ舐めてました。美味いじゃないですかw いやね、私のアイルランドの知識がIRAとかラグビーアイルランド代表ぐらいの、実に男祭りな乏しいものだったので、こんなフルーツバスケットなボトルとは夢にも思いませんでしたよ。ラグビーアイルランド代表とかマジで泥臭いんですよ、あんなオッサンがこんな夢いっぱいな酒飲むんですかー!ww

とか散々にネタにしていますが、気に入りました。栄えある5,000円ウイスキーの殿堂入り、個人的にはリピートしてもいいかな、と。こうなると本丸、ブッシュミルズにもトライしてみるしかありませんね…16年を刻むか、一気に21年にチャレンジするか。悩ましいところではありますが、こういうのは何だか久々で楽しいですねえw