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夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

初号スーパーニッカ復刻版

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バーボン、アイリッシュと来たので飲み慣れたブレンデッドに戻りたいと思います。ちょうど1年前ぐらに発売されたニッカのブレンデッド、スーパーニッカの復刻版です。バーで飲んで「あ、結構ウマいな」と思いながらも、当時は余市祭りでワッショイしてた頃なので購入までには至らず。落ち着いてきたので改めて試してみます。700mlのボトルは3,200円ほど。

スーパーニッカの誕生は1962年、リタの死をきっかけに生まれたことは有名ですが、商品構成上はライバル・サントリーの当時最上位であるローヤル(1960年発売)との競合品でもありました。発売当時の価格は3,000円、今なら3~4万円相当の高級品です。奇しくも現在での位置づけもローヤルと同じようになっていますが、往時のボトルを再現したというこの復刻版の味わいはいかほどのものなのでしょう。

開封してみます。確かなピート、ナッツの甘みが濃い目に展開します。次いで奥の方からメロンのようなフルーツ感も少し。口に含むとまろやかに、ビターチョコのような控え目な甘さのあとに塩キャラメル。余韻はほどほどにスモーキー、伸びていくトースト感の最後に潮っぽさも。ニッカらしい、外連味のない骨太なブレンデッドだと思います。

発売当時はそれと気付かなかったのですが、今飲んでみると新余市(通称、塩余市)で強く感じられた塩っ気が結構漂ってきますね。塩余市は塩っ気全開で「塩辛かよ」と少し閉口してしまったのですが、このスパニカ復刻版ではブレンドで塩っ気をうまく抑えることに成功したと思います。これぐらいの塩っ気なら旨みの範囲内でしょう。


【香 り】 ピート、ナッツ
【味わい】 ビターチョコ、塩キャラメル
【余 韻】 トースト、塩っ気
【短 評】 よくできたリメイク作品
【飲み方】 お好きな飲み方で

  

 

現行のスーパーニッカは宮城峡モルトやグレーンの華やかさも色濃く感じる味わいですが、この復刻版は余市寄りの重厚さがメインのように感じられます。個人的な好みで言えば、スーパーニッカに関しては復刻版を推したいと思います。現行のスーパーニッカは他に代替が利く(フロム・ザ・バレルとかー)のに対し、このスパニカ復刻版はそこそこユニークだと感じるんですよねえ。

そういえば、年末に大掃除したときに棚の奥からスーパーニッカの従価特級ボトルを発掘していました。すっかりその存在を忘れていたのは置いておくとしてw、ちょうどいい機会ですので復刻版との比較をしてみたいと思います。