夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

ブラックニッカクリア

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よく考えたらブラックニッカシリーズの中で、クリアだけ取り上げてなかったんですね。気付いてしまいました。まあぶっちゃけクリアを買うシチュエーションがなかったですし、今更買って飲む必要も感じてなかったわけですが、引越しに際してボトルを先に箱詰めしてしまったので飲むものがなくなり、かつ引っ越すときに飲みきっておく必要があるってことで白羽の矢が当たりました。

買ったのは180mlのポケット瓶で300円もしませんでした。700mlのボトルでも700~800円ほど。改めて圧倒的な価格訴求力ですね。ブラックニッカクリアは1997年に「ブラックニッカクリアブレンド」として発売、2011年のリニューアルを経て「クリア」だけになりました。発売当初から度数を抑えた37度、居酒屋などではハイボールの主力としてお馴染みだと思います。

開封してみます。よく考えたらブラニカクリアのニートの香りを嗅ぐのって初めてに近いかもしれません。居酒屋などではロックかハイボールですもんね。とか言いながらさっさとロックにした香りはピートはなく薄っすらとリンゴのようなものを感じたあとにアルコール感。口に含むとカフェグレーンの甘さ、と同時に若さや軽さ。余韻は期待していなかったのですが、少しだけ麦っぽさ。

当たり前ですけど、居酒屋で飲むいつものブラックニッカクリアでしたw ニッカの営業もフリージングハイボールとかを売り出すなど営業に力を入れています。好きな飲み方をするに限るウイスキーですが、個人的にはロックが一番合ってるかなあ、と感じました。元の度数が低いからでしょうか、割り過ぎると味がなくなりますw

 


【香 り】 リンゴのアルコール漬け
【味わい】 カフェグレーン
【余 韻】 麦のカケラ
【短 評】 ザクです
【飲み方】 ロックを軸にお好きなように

 

 

  

かつて「クリアがザクならリッチブレンドはグフ、ディープブレンドはドム」と評しましたが、改めて飲んでみてもザクでした。とはいえザクを侮ってはいけませんよ。汎用性の高さは周知の通り、大気圏内から宇宙空間まで活動範囲は幅広く、兵装も豊富で殲滅戦から局地戦まで戦局を選びません。ジオン軍を支えた名機ザク、1年戦争の主役といってもいいと個人的には思います。

…何言ってんでしょうw 改めてブラックニッカクリア、居酒屋の味です。ロックよし、ハイボールよし。自家製フリージングハイボールを再現してもいいかもですね。この価格帯でありながらそれなりに個性があるところ、ニッカのこだわりっぽくて微笑ましいですねえ。