夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

江井ヶ嶋酒造 ホワイトオーク シーアンカー

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前回のホワイトオークあかしに続き、江井ヶ嶋酒造の地ウイスキーでいきたいと思います。9月の新商品ラッシュも一段落し、何となしに見つけたので衝動買いしたのがこちら、「ホワイトオーク シーアンカー」です。「ホワイトオークあかし シーアンカー」ではないところを見ると、やはり「ホワイトオーク」がブランド名なんですね。500mlのボトルは1,500円程度でした。

ボトルの形状からするに「あかし」と同じものを使っているようです。軽く調べてみたところ、業務用の商品らしく三菱食品向けにプライベートボトルと卸していて、海外輸出仕様とのことでした。海外でのジャパニーズ人気を当て込んで三菱食品が仕込んでいるのでしょうか。私はあかしのトースト感が気に入ってるのですが、シーアンカーよろしく潮っ気がついていたらどうしよう、ってなとこです。

開封してみます。香りはやはりアルコール感が先に来ます。心配していた潮っ気はありません。ほのかにピート的なものも感じますが、恐らく気のせいでしょう。口に含むとオークのドライさがメインです。余韻はあかし同様の控えめなトースト感。やはり潮っ気はありません。少し加水してみるとバニラのような甘さが一気に開きます。貞操観念が強い子なんですね。

ぶっちゃけホワイトオークあかしとの違いはそんなに感じませんでした。少しオーク感が増したかな?加水したときのバニラが濃いかな?という感じです。ちょうどあかしを切らしているので比較ができません。とはいえ、あかしとほぼ同じなので、コークハイにするといい感じです。オークのドライさとトースト感がピタッとハマりますね。


【香 り】 若い
【味わい】 オーク樽
【余 韻】 控えめにトースト感
【短 評】 地方女子校のかるた部の3年
【飲み方】 加水でバニラが開く、割るとウマい

  

   

前回、あかしの方向性で伸びてくれば面白いと表現しました。シーアンカーは価格帯的には上位ですが、あまり伸びた感がありませんでしたw もう少しわかりやすく伸びてくれてたらあかしの代わりにリピートしてもよかったんですけどね。三菱食品はどんな狙いでシーアンカーを卸しているんでしょうか。わかりやすいシーアンカー感もありませんし。1,000円コークハイ専の牙城、ひとまずはあかしが防衛です。