夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

ジャックダニエル(古いの)

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盆に別宅に帰省したときのものなのですが、義母が「お菓子作るときに使ってるお酒なんだけどいる?」と渡されたのがこのボトル。少しフォントが違うかなと思ったので軽く調べてみたらジャックダニエルのオールドボトルでした。43度なのでちょい古ってところでしょうか。

普段はバーボン(ジャックダニエルテネシー・ウイスキーですが)をあまり飲まない上にオールドボトルにも明るくないので完全に未知のボトルになります。現行ですと700mlのボトルは1,700円ほど。エントリーバーボンってところでしょうか。カエデの炭で濾過する点が特徴と言われますね。

開封してみます。うっは、こりゃ甘いぞ、と。メロン、メープルシロップ、単純な砂糖。奥の方には酸っぱさもありますね。なかなかに独特で遠くテネシーの風景が目に浮かびます。行ったことはないですけど。口に含むと香りよりもビターさが前面に出て奥の方に甘さが残ります。そして最後にセメダインがドカンときますw 余韻はあまりありませんね。バーボンの特徴なんでしょうか。

現行のジャックダニエルですらショットバーで数回飲んだ程度なので比較はできませんが、このジャックダニエルからもバーボンらしく、複雑な甘さが感じられました。と同時に味わいの平坦さ、余韻のなさはオールドボトルでも同じなんだなあ、とも。香りから期待させるぐらいの甘さが味わいにあればいいのに、と毎回思います。


【香 り】 甘さの3ポイントシュート
【味わい】 掟破りのセメダイン
【余 韻】 あまりなし
【短 評】 濃ゆいジャックダニエル
【飲み方】 割った方が美味しいのかなあ

  

  

改めてグレーンウイスキーと似ているなあ、と。ここ最近グレーンを集中して飲んで感じたのですが、香り先行で後半伸び悩む傾向が同じなんですよね。原材料が穀物なのでどうしても似るんでしょうか。長熟になればまた違う味わいや余韻が出てくるものなのかよくわかりません。

そんなわけでいつものようにバーボンコークにして流し込みました。お菓子に入れられるよりも真っ当な使われ方でしょう!w