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夜は琥珀色 ~家飲みウイスキーのことなど~

しみじみとウイスキーのお話を

響21年

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ブレンデッドが続いてるので、今回もその流れでいきましょう。その代わり、ちょっとグレードを上げてみます。サントリーが誇るプレミアムブレンデッド響、その中でも上位に位置する響21年です。21年だけラベルが黒なのでわかりやすいですね。700mlのボトルは27,000円ほど。値上げと品薄によるプレミアがついてご立派な値段になってしまいました。

贔屓のチームが勝ったときの祝杯は響と決めているのですが、大きなタイトルを獲ったときの祝杯用に買ったのがこの響21年です。ところが去年はあと一歩のところでタイトルを逃し続けたシーズンで、一向に開栓できずにいましたが、最後の最後にタイトルが獲れたので無事に開栓することができました。あれで負けてたら開栓は早くても半年後、そんなの我慢できませんw

もうウッキウキで開封してみます。芳醇なフルーツ盛り、ジャムやレーズンの深い甘さ、確かな熟成感が一気に香ります。口に含むとフィナンシェやドライフルーツなどの上品でありながらしっかりとした甘みとコクが広がります。余韻もハチミツトースト、フルーツ、ナッツなどが多層に、長く続きます。緻密で上品、深い熟成と華やかさ、落ち着き。たまりませんね。

ウマ過ぎですね、これ。家飲み最強クラスの1本と言えるでしょう。この響を例えるならば(何度も例えてますが)、ムラヴィンスキー率いるレニングラードオケによる1960年のチャイコフスキーの5番です。ガチ切れしたムラヴィンスキーによって徹底的に鍛えられた構成は正確無比...でありながら甘美で厚みがあり、どこか哀愁を漂わせつつも圧倒的なスケール感はこの響21年に通じるものがあると感じます。


【香 り】 フルーツ盛り、レーズン
【味わい】 フィナンシェ、ドライフルーツ
【余 韻】 ハチミツトースト
【短 評】 ムラ様はガチ
【飲み方】 ストレート、若干の加水

  

 

まあそりゃあね、3万円近くも出してマズいってのはないでしょうよw んでもそれだけの価値がこの響にはあると感じさせてくれます。値上げする前だったら15,000円ぐらいで余裕で買えましたからね。おいそれとストック積めるボトルではないものの、もっと買ってりゃな...と思わしめるクオリティがあります。このボトルをオフィシャルで供給し続けるサントリーの底力は評価すべきかと。

響はどのボトルにも役割があります。フツーに勝ったときは響12年、大一番で勝ったら響17年、タイトルを獲れば響21年、三冠でもしようものなら響30年です。華やかで奥深い響はまさにハーモニー、勝ち試合を振り返りながら音楽を聴き、響を味わうのは幸福に充ちた時間と言えるでしょう。そういうわけで...もうこれ以上の値上げは勘弁してください...w